2008年11月29日土曜日

撤退報告 (練馬⇒藤岡⇒熊谷⇒輪行撤退)

11月29日(土)

いやぁ~、この日はまいった。記念すべきハンディGPS (GARMIN 60CSx) を装備しての初走行だったのに、膝に激痛を感じ途中171Kmで撤退を余儀なくされた。更に翌日と、翌々中も、膝の痛みが続く。家の階段の昇降でさえも非常に難儀した。家の近くの駅で降りて家までの自走距離を含めると、全走行距離 180km。 本当は250km越えの計画だったのに・・・・

往路、90km走った所で右膝に痛みを感じ、110km付近で左膝にも痛みを感じ、ついに両膝ともに痛くなる。あと20Kmくらい上流に向かいたかったが計画を断念、引き返した。途中、両膝の痛みは激痛に変わり、復路60km戻って限界となり熊谷から輪行で帰る。



出発前日:
荒川サイクリングロードから、熊谷で利根川サイクリングロード、烏川サイクリングロード、井ノ川サイクリングロードと、サイクリングロードを乗り継ぎ、高崎、榛名方面に行き、同じ道で帰ってくる予定。
3年前に1度走ったことがある。その時は道に迷い散々だった。詳しくは別サイトのHPのここに書いた。この時、GPSが欲しくなった。

あれから3年半、自転車をGIANT OCR2からSpecialized Tarmacに換え、ハンディGPS (GARMIN 60CSx) の設定をした。
ただ、このGPSを買ってからは間がなく、勉強の時間が足らなかったので、中継地点や到着地点などを意味するWayPoint(以下WPとする)だけしか理解できなかった。そのWPをGPS付属の地図ソフトMapSourceで行ない、ルート設定していない状態でGPSに転送した。
そもそも、MapSourceでどうやってルートを作るのか分らなかった。MapSourceの地図にサイクリングロードも載っていないし。


利根川サイクリングロードは、荒川サイクリングロードと同様、走っているとサイクリングロードが途中で途切れるので、時々右岸と左岸を切り替えなければならない。利根川サイクリングロードの情報を集め、その切り替える「橋」にWPをMapSource上で打った。
利根川サイクリングロードの情報は、この利根川走朗さんのサイトにお世話になった。http://www1.plala.or.jp/tone_cr/Main/condition.html

荒川サイクリングロードは何回も熊谷まで往復しているので、どの橋でどちらに行く、と言うのは覚えているから大丈夫だ。

さて、利根川走朗さんから得た橋の場所を位置情報として、WPとしてMapSource上の地図(地図はUUDを使用)に打ち、MapSourceからWPデータをGPSに転送した後、GPSで一つひとつのWPに手でProximityを設定した。何しろ、GPSを実戦で使うのは初めてだ。カーナビすら使ったことがない。ここまで出来れば上出来だ。

結果的にこれだけ分っただけでもありがたかった。どこもタイムロスすることなく、利根川CRを走れた。




当日の朝、6時半、東京練馬の家を出発。一路、群馬県高崎市まで行き、お昼を食べて往復する予定だ。
コースは荒川サイクリングロード(以下サイクリングロードをCRとする)、熊谷で一般道路を10km走り利根川CR経由、井ノ川CRで3年半前と同じコースだ。今回はGPSを持っている。GPSの初陣の記念すべき日だ。道迷いの無駄な時間は使わずすんなり行けるはずだ。

大泉ICから彩湖までの外環と並走している一般道の区間で、GPSは外環を走行していると認知していた。往路は、彩湖の国道17号側にあるICで出て、一般道を逆行し、彩湖に入れと指示が出た。ちなみに、復路は、出口が近いから左に寄れと。自転車なのに、高速道路を走っているクルマだと思っているようだ。
後から分ったのだが、Lock on Road 設定していた。これが敗因。 詳しくは別サイトのHPで。


走行中、最初は地図が面白かったけど飽きるね、これは。そもそも何もない河川敷だからか。むしろ、数字が沢山表示しているページを多用した。トリップメーターと呼ばれているページ画面だ。一見、無意味そうな画面と情報だが、実は使いやすいことに気がついた。
しかも、このトリップメーターページ、夜間モードのバックグランドの色でも全く問題なく見られる。その結果、電池の消耗が少なくなると思われる。


ナビは、熊谷の公道区間のみで、検索機能を使って利用してみた。
なるほど便利だ。線路を渡る新しい道が発見できた。

利根川CRに入った頃には、かなり右膝が痛くなった。
28km/h~30km/hで、ケイデンス60~70の巡航だったし、距離もたいしたことないし、
無理はしていないと思う。だから、まだ、先に行けると思って、そのまま北上を続けた。でも、結果的にそれがいけなかった。

坂東大橋の先で利根川CRから烏川CRに乗り換え、更に井ノ口川CRに乗り継ぐため、井ノ口合流まで来た。ここで2回めの腹痛が起こりトイレを探した。(1回目は荒川の吉見の運動場で済ませている)。同時に、左膝に激痛を覚えた。もう、無理は止めておこう。井ノ口川遡上を諦め、一路、東京を目指し、利根川CRを目指し下流に走り始めた。撤退の始まりだ。
途中、トイレでようをたした。
群馬のCRは設備がよい。サイクリスト専用の休憩場がある。



利根川CRの上武大橋まで戻ってきたころには、最高速度が20kmしかでない。両膝に声をあげたいほどの激痛を抱えての撤退だ。刀水橋から公道で熊谷を目指す。もっ、もうだめだ。そして3回目の腹痛、周りは暗くなった。国道17号バイパスを越えたところのホームセンターでようをたす。自走での撤退を諦める。ホームセンターでビニール袋とテープを買って、熊谷からの輪行に備える。近くに、餃子のうまそうなラーメン屋がある。元気の出そうなラーメンと餃子で腹ごしらえした。


さあ、あと熊谷まで。後は電車で帰ろう・・・
周りはどっぷり暗い。サドルの下に取り付けたテールランプを点滅させ、ゆっくり走り出す。熊谷駅で自転車をビニール袋に入れ、駅構内に入った。駅の階段がとにかく辛かった。自転車を持ったままの階段の昇降で、膝が痛いのなんのって。
そして、電車に乗ったよ。いつものパッツンパッツンのパンツで。しかもウィンドウブレーカーには白く潮が吹いてた。そう、痛みでアブラ汗がダクダク出て大変だった。しかし、痛みには勝てない。電車が空いていたのが助かった。 (でも、デブで禿のオッサンのパッツンパッツンの格好は異様だったと思われる。)

熊谷から電車に乗って、戸田か浦和で降りて、彩湖経由、いつもの激坂を越えて家に帰ろうと思っていた。が、南浦和で武蔵野線に乗ると、若干大泉に近いところ、つまり、激坂を避けて通れるコースがあることに気がついた。
総決め手、武蔵野線に乗り変えた。北朝霞で降りるか、新座で降りるか悩んだ末、北朝霞で下車した。
駅前の交番で、まず道を確認。川越街道に出て大泉方面に向かうのが良いと言われた。
その道で帰れば良かったのに、でも、GPSでルート検索しちゃったのね、俺、バカだった。
GPSの指示に従って走ったら、彩湖の東京側、ガソリンスタンドのある交差点についた・・・(泣)結局、激坂と一戦交えて家に着いた。 最初から浦和にしておけばよかった。新座とか朝霞の土地勘ないことを忘れてた。


ところで、荒川CRは、UUDの地図に載ってなかったので、どうなるのかと思っていたら、GPSの地図上では道なき原野走行だった。
カシミール3D経由、轍でGPSのログデータをGoogleに重ねてみた。
この轍 Wadachi のソフトは素晴らしい。作者に感謝します。
http://www.cyclekikou.net/


そのログ軌跡は別サイトのHPのここだ。ふんふん、CRがある、みたいだ。
ん、これは凄いぞ。休憩したところや、道を間違えたところも、きっちりトレースできてる。しかも、私だけが知ってるが、どこでンコしたかも残ってる。そう、この日は下痢してた。

2008年11月29日練馬ー藤岡(荒川CR、利根川CR経由)トラックログ(別サイトHP)


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