今年、自転車友達と温泉付きの一泊ツーリングに、ちょっとそれなりに高い山の山登りを加えたものを計画していて、群馬県の榛名山をその一つに選んでいる。
妻の実家は高崎だ。そこから榛名山までは近い。と、言うことで、妻と実家に挨拶に行きがてら、ツーリング計画の下見を兼ねて、はたまた山登りの練習を兼ねて、榛名山に自転車で登ってみた。
今回は、榛名山の麓まではクルマで輪行だ。頂上までの距離は20Kmない。
午前10時、妻を実家に置いて、榛名山の麓までクルマを走らせる。クルマをホームセンターの駐車場に置き、自転車を組み立てた後、11時過ぎに出発。
今回のコースは、峠の練習に榛名神社参拝を組み合わせた。
今回のコースは、峠の練習に榛名神社参拝を組み合わせた。
場所は関東平野の北西、山岳が始まる場所からスタートする。ホームセンターの駐車場から榛名山に向けて自転車を走らせると直ぐに新幹線のガードをくぐる。ここは国道406号線、その昔は榛名神社への参道であったろう。街道を物語る古い家屋敷がまだ残っている。何百年もの間、人々は榛名神社参拝にここを歩いたのだろうなどと想像して走るのも楽しい道だ。ここは上毛三山パノラマ街道と言うらしい。地元では里見街道と呼んでいるそうだ。個人的には歴史を感じさせる地元の呼称がしっくり来る。
烏川を渡る橋を渡ると左手にコンビニ。この先で補充は容易ではない。買い物するなら、ここで済ませる。すぐ近くに室田の交差点。ここを直進。この交差点で国道406号線と別れ、県道211号線となるが現地ではこの県道標識は見当たらなかった。
バスの操車場あたりから、徐々に登り坂になる。この先、斜度10%の辛い坂がある。そのためにギアは残しておきたかったがすぐに売り切れた。インナーx27Tだ(泣)。少し走った所で休憩。膝に違和感がある。準備運動もせずスタートして僅か数キロ走って登り坂にしてしまった。遅いと思いつつ、ここで屈伸して準備運動とする。
準備運動後、再スタートして、大汗をかきつつ、デブなのでフーフー言いながら榛名荘病院の前の信号まで来た。外にいた看護婦とすれ違う。恥ずかしい。病院からお昼のチャイムが聞こえたので、ここで12時だった。
榛名山の看板、その奥に榛名山が見える。この風景を計算してここに看板を立てたのであろうか?取り敢えず、写真を1枚、頂く。

このあとも頑張って坂を登っていくと、左手にきれいな水が流れているの川が見える。山の緑がきれいだ、などと、時速8kmも満たない速度で、汗がボッタボタ、ヘルメットからボッタボタ垂れて、メーターにつく、GPSにつく、ライトにつく、ああ~汚れちゃうぅ~。写真では分りにくいが、道は、クルマのドライブガイドの雑誌に出てきしょうな、のどかなワイディングロードなんだけど。
神社まであと2キロとか1キロとか標識が出てきてる。がんばれ、頑張れ!
頂上は無理としても、せめて神社まで。そう思ってペダルを踏んでたら、神社の入口だ。あああ、OK、まだ脚が残っている、このまま頂上を目指せ!
あと4キロだ。神社に行かず、道なりに進み、最初の右カーブを終ったら、ああああああああ、九十九折の登り激坂が見える。つい足を着いてしまった。
でも気合は十分。まだ臨戦態勢だ。水筒の水を飲む。ガブガブのんだら、ボトルが空になった。あれ?
今日はここまで。引き上げる。
神社入口に引き返し、水分補充のため鳥居近くの売店まで走る。この登りがまたきつい。売店の駐車場に自転車を停め、パッツンパッツンのカッコしていて恥ずかしいものの、参拝することにした。
長い参道を歩く。この時点で山の聖域の空気で心が清め
られる。落石から参拝者を保護するためのトンネルと通り、手を洗い、口を注ぎ、本殿へ。ここで、妻から電話が入る。お昼ごはんを食べてないので帰って来いと言っている。やっべー、早くお参りしてこよう。
本殿に向かう階段で、一組の夫婦とすれ違う。奥さんがカメラを持ち、景色をバックに旦那さんの記念写真を取ろうとしている。それなのに、旦那さんが私に声を掛けてきた。旦那さん曰く、自分も昔は自転車部で榛名山を何度も走っていたと言っている。この先、頂上までの4キロは、カーブが続くのでここまでよりよっぽど楽だと言っている。
でも気合は十分。まだ臨戦態勢だ。水筒の水を飲む。ガブガブのんだら、ボトルが空になった。あれ?
今日はここまで。引き上げる。





さすが自転車大国の群馬県と感服する。その旦那、一生懸命、私に話しているのだが、奥さんはず~とカメラを構えたままだ。奥さんに申し訳なくて、短い返事を旦那さんに返し、本殿に向かった。
本殿にお参りし、参道を戻る。
これから参拝しに行くおばさんがこちらに向かってきながら、驚いた顔して川で泳いでいたのか?と聞いてきた。さすが自転車大国の群馬県だ。心優しいひとがいるもんだ。変なカッコしてるが、水泳なんかしてるわきゃねーだろ。
自転車にまたがり、出発だ。あとは下るだけ、水筒に補給はいらない。さあ、下りだ。ここまで2時間以上かかったが、15分で下りちゃうんだろうな・・・と、思っていたが20分かかった。最初は寒かったが、汗が乾いた後は、まあ、我慢できる範囲だ。一応、ウィンドウブレーカーを持参しているが、着るほどではなかった。
このコース、東京から荒川CR・利根川CR経由で来れるが、ちょっと、頂上を目指すのは無理だろうな・・・・
輪行を挟まないと時間的に自走は厳しいな。
【峠コース・群馬県】榛名山麓 ⇒ 榛名神社 GPSトラックログ(別サイトHP)
前へ戻る 別サイトHP Bike Topへ
.
0 件のコメント:
コメントを投稿